2021年10月26日にメジャーアップデートされたPhotoshop 2022。
Adobeの年に一度の祭典「Adobe MAX」にて発表され、
世界中のクリエイターを驚かせた神アプデとなり、
クリエイティブ関連を超えてザワつくほど話題になっています。
ポケモン公式イラストレーターであるさいとうなおき先生がゲスト出演され、
いち早く新機能の「ニューラルフィルター」を披露。
選択ひとつで、今まで調整レイヤーを使用して数時間かかっていた背景が
なんとすぐに作成されてしまいました!
※元写真は「写真AC」より
Photoshop 2022の大きな目玉である「ニューラルフィルター」について
作例も合わせてご紹介していきます。
ニューラルフィルターの適用
まずはニューラルフィルターを適用したい写真を開きます。
↓
「ニューラルフィルター」
と選択していきます。
現在ベータ版というのもあり、フィルターの種類はまだ数えるほどの種類になっていますが、
今回は特にAdobe MAXで注目されていた「風景ミキサー」についてにご紹介していきます。
風景ミキサーのプリセットの種類
2021年11月10日現在はベータ版としてプリセットが15種類インストールができます。
今回は元写真がガラッと変わる風景ミキサーのプリセットを3つ紹介します。
こちらはプリセットだけで冬に変わるフィルター。
被写体によっては調整が必要になりますが、これだけでも冬らしくなります。
次は夕日のフィルター。
初期設定では赤く淡い夕日になります。
プリセット1つだけでここまで絶妙な夕日を作り上げる事ができるのは
以前から考えると信じられないほど!本当にうれしいです。
最後はAdobe MAXでも話題になった植物を生やすフィルター。
万年雪が多い富士山が一気に植物が生えて緑の比率が高くなってきました。
こちらのフィルターは、何とビルなどのコンクリート建築物にも植物を生やす事ができます!
さらなる調整方法
プリセットのパラメータに「強さ」「日の入り」「春」「夏」「秋」「冬」の
6つがあり、それぞれスライダーで調節することができます。
「強さ」は全てのプリセットで値が「100」となっていますが、
「日の入り」の値を大きくするとだんだんと夕焼けの度合いが大きくなり
だんだんとエモくなります。
昭和時代でいう「東芝日曜劇場」に流れる夕日の画面や
「金曜ロードショー」の夕日の海のエモい風景を再現するには近道になります(実年齢がバレそう)
ちなみにこちらの富士山の画像は
強さ:100
日の入り:75
になります。
そして、ニューラルフィルターと調整レイヤーを加えて
制作したのがこちらのイラストです。
「ゆるキャン△」の各務原なでしこちゃんと赤富士を並べて
エモく、ノスタルジックに表現したいと試みてみました。
おわりに
ニューラルフィルターの種類は合成した背景と人物をなじませる「調和」や
肌のニキビやシミなどを除去する「肌をスムーズに」などのフィルターなど
使用可能になり、「おすすめ」と「ベータ」合わせて11種類がデフォルトで使用可能になります。
個別にダウンロードすることになりますが、1つのフィルターは5~780KBあたりに
収まるため、容量に圧迫しないのもうれしい利点です。
イラストだけではなく、実写などのポートレートにも活かせるものになっていますので
ニューラルフィルターを覚えて作業の効率化を進めていきましょう^^
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