外で撮影した写真をうまくイラストで使えないかなぁ・・・
背景の写真をもっと凝って加工したい!
そのままの写真でも全然大丈夫なのですが、やはりうまく加工したいですよね。
今回はPhotoshopを使用して背景を「エモいドラマ調に加工する」方法を解説いたします。
元画像はこちらの画像。
エモい背景に加工することで、ストーリーが深みを増して
イラストの完成度を一気に高めることができますよ????
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加工の下地つくり
「背景」レイヤーを選択して、
「イメージ」
↓
「色調補正」
↓
「HDRトーン」
と選択して、「プリセット」の「方法」から「さらに彩度を上げる」を選択します。
「エッジ光彩」の半径と強さを変更し、「エッジを滑らかに」にチェックマークを入れます。
さらに「トーンカーブおよびヒストグラム」から
トーンカーブ値を上げてやや明るめに設定したら下地は完成です。
HDRトーンの調整が完了した画像はこのようになります。
写真をややイラストっぽく加工する
下地の背景レイヤーを複製して、元のレイヤーを非表示して
これからは複製したレイヤーで作業を行います。
複製したレイヤーを選択して
「フィルター」
↓
「表現手法」
↓
「油彩」
と選択します。
写真から油絵で描いたような描写に変わり、「ブラシ」の「形態」と「クリーン度」を調整して
油絵の筆跡のようなグネグネ感を出していきます。
お好みに合わせて「拡大・縮小」の数値も変えてみると面白いですよ。
「グネグネのしわが多くなったなぁ〜」と感じるくらいまで調整して「OK」を選択して確定します。
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イラスト加工を自然なかたちへ近づける
先ほどフィルターで加工したレイヤーの上に色調補正レイヤーの「自然な彩度」を作成して、
「自然な彩度」と「彩度」を明るめに設定します。
この時、数値は自然な彩度>彩度となるようにします。
これで太陽らしい自然な明るさが生まれました。
さらに色調補正レイヤーの「レベル補正」レイヤーを作成。
スポイドの「サンプルして白色点を設定」を選択して木の明るい部分をサンプルとして採取します。
赤枠のスライダーを左寄りに移動して木の葉の明るさを
明るめに調整すると、太陽による透き通った明るさが生まれてきます。
光を加える
「レベル補正」レイヤーの上に色調補正レイヤーの「露光量」を作成します。
「画像内でサンプルして白色点を設定」をクリックして
木の葉の明るい部分をサンプルし、「露光量」の数値をスライダーで
調整しながらアニメっぽい蛍光色のような明るさに変えていきます。
背景の輪郭を少しだけ現れるように「オフセット」の数値を
スライダーで調整してなんとなくシルエットとして見えるようにします。
「ガンマ」で背景の濃さをお好みに合わせて調整して
明るさや光に関しての加工は一旦終わりになります。
仕上げと微調整
複製した背景レイヤーを選択してぼかしを加えます。
「フィルター」
↓
「ぼかし」
↓
「ぼかし(ガウス)」
プレビューでぼかしが極端に大きくならないようにシルエットを大きくしていきます。
ぼかし(ガウス)適用後はこのようになります。
さらにレベル補正と露光量を調節して、エモいドラマ調の背景が出来上がりです!
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補足
複製した背景のレイヤーに新規レイヤーを作成して
全体を薄い肌色を塗りつぶして描画モードを「ソフトライト」に変更。
さらに不透明度を10%くらいにすると、うっすらとした
やわらかい感じに仕上げることができます。
こちらはお好みでレイヤーを足してもいいかもしれませんね。
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