Autodesk SketchBook使い方ガイドシリーズの連載記事が
たくさんの方々から読んでいただけて、おかげさまで読者リピートも継続されている状態です。
国内ではマイナー気味なペイントソフトなので当初は不安でしたが、
とても励みになります。ありがとうございます!
今回からはブラシ設定の紹介に移っていきます。
「ブラシタイプ」をタップすると項目が選ぶことが
できますので順に解説していきます。
※ここでは「アート用鉛筆」ツールを例に
描画例を写真でアップして解説していきます。
ブラシのカスタマイズができる項目ですので
ご覧いただいて、用途ごとにカスタマイズしていきましょう。
■前回の記事www.minority-records.info
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目次
目次
①基本設定
①-1 標準
デフォルトの設定になります。
①-2 マーカー
先端が塗りつぶしができるようになります。
ツールの特性がそのままになるので、入りと抜きが再現されているため、線画には最適です。
①-3 ぼかし
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTに搭載されている
指先ツールに似ている機能になり、先端だけが伸びてぼかしていくツールになります。
①-4 グロー
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTに搭載されている
レイヤースタイルの「加算(発光)」のように描写した部分に光沢が出る設定です。
①-5 消しゴム
ツールの特性はそのままの状態で、先端のみが消しゴムになる変わった設定です。
数多くのペイントソフトの中でも極めて異例です。
①-6 シンセティック ペイント
水彩画で描写したようなタッチで描画できる設定です。
鉛筆ツールでこのタッチで描くと線の面白さが出てきます。
①-7 無色
カラーパレットの色を無視して無色の線を描画できます。
①-8 ナチュラルブランド
シンセティック ペイントよりも水の流量が多い設定になり、
より自然な描画が可能になります。
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②暗めの設定
②-1 暗く、重ね合わせ
・「暗く」(写真左側)
下地はカラーパレットそのままの色になりますが、
重ね塗りした部分が微妙に色が暗くなっていきます。
・「重ね合わせ」(写真右側)
下地はカラーパレットそのままの色になりますが
重ね塗りした部分が乗算した色が彩色されます。
②-2 焼き込み(カラー)、焼き込み(リニア)
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTで搭載されている
レイヤースタイル「焼き込み(カラー)」、「焼き込み(リニア)」と同じものです。
リニアになると下地の色よりより暗くなります。
③明るめの設定
③-1 「明るく」「スクリーン」
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTで搭載されている
レイヤースタイル「明るく」、「スクリーン」と同じものです。
「スクリーン」は下地の色からより明るくなります。
③-2 「覆い焼き(カラー)」「覆い焼き(リニア)」
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTで搭載されている
レイヤースタイル「覆い焼き(カラー)」、「覆い焼き(リニア)」と同じものです。
「覆い焼き(リニア)」は「スクリーン(リニア)」と比べて
より発光するような明るさとなります。
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④発光
左から「オーバーレイ」「ソフトライト」「ハードライト」となります。
他のペイントソフトと比べてやや抑え気味に感じます。
内部から発光を表現したい場合は「ハードライト」が最適です。
⑤彩度調整
「色相」「彩度」「カラー」「明度」の4種類がありますが、
現段階では設定の比較ができない状態でしたので無視しても大丈夫です。
「色相」「彩度」「明度」はレイヤープロパティから
選択できるのでそちらで代用していきましょう。
基本となる設定だけでもかなりカスタマイズを行うことができます。
ブラシを特性を生かしながら、臨機応変にカスタマイズを行うと
イラストをより特徴的に描くことができますよ!
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