いつも背景に空白が目立ってしまうんだよなぁ・・・
少しでもうまく見せたい構図ってないかなぁ・・・
イラストを描いたのはいいものの、背景の空白が目立って
せっかく一生懸命に描いたイラストが生かされなかったりしますよね・・
今回は背景が空白になりがちな構図から一転して
背景の空白を見せない構図の描き方をご紹介していきます????
作例で使用するイラストはこちらの線画。
先日、イラスト交流会で描いた線画で、
持ち帰ってAutodesk SketchBookで彩色を行いました。
Autodesk SketchBookで彩色したのがこちらになります。
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バストアップを描く
「背景の空白を見せない」という課題に対して、
最も効果的なのが「アップ」を含めた構図になります。
初心者の方が練習もしやすく、いろいろなパターンを
つくることができるように、「バストアップ」を描いてみました。
ここでは頭の頭蓋骨からあごまで、首から胸までの比率を
ほぼ1:1の比率でアタリを取っています。
「逆P字」のアタリをとる
バストアップそのままの状態ですと、ありきたりな構図的になってしまいますので、
胸から線を引いて「逆P字」になるような構図にして変化をつけていきます。
これだけでも画面の占める割合が増えて、背景の空白が無くなっていくことがわかります。
また、手を見せることで動きのあるポーズができて
工夫されたバストアップの構図になりました。
身体も動きをつけると魅力が増す
背景の空白を見せない悩みは前述で解決したのですが、
棒立ちを避けるために重心を意識してみます。
頭を傾けて、胸を見た目で立体に見えるように斜め向きに描き、逆「く」の字にすると
身体の重心の流れが自然になり、パッと見て違和感がなくなります。
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逆P字構図のメリット
面積が小さいキャンバスで生かされる
面積の小さめなスケッチブックでは細かなイラストが描けないため、大きく描く必要があります。
そこでバストアップが効果的になりますが、動きを入れる構図にすることで
よりイラストを目立たせることができます。
バストアップを練習している方
初心者の方はバストアップを描けるようにたくさん練習されていると思いますが、
さらに変化をつけたい場合にこの構図が役立ちます。
ポーズに悩んでしまったら、逆P字構図にかぎらず
アルファベットのアタリを取っていろいろと
ラフを描いてみると新しい発見と出会えますよ!
アルファベットでアタリを取る構図の描き方は
バストアップにかぎらず、さまざまなポージングで採用されています。
アルファベットのアタリを使った構図の書き方は
追って解説していきますので、楽しみにしていただけたらうれしいです????
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