男の子や女の子のように定番な年齢層が慣れてくると、
もっと幅広い年齢層も描きたくなりますよね。
その中でも「おじさん」の年齢層は需要もあり、主人公の父親や学校の先生、
執事やPRGのキャラなど求められるバリエーションもさまざま。
今回は「おじさんの描き方」を複数回にわたって解説していきます!
第1回目は顔から。
こちらの大ラフをペン入れしたものを使用していきます。
はじめのうちは顔から練習して、おじさんらしく描けるように目指していきましょう????
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性格によって線をやや荒めにする
通常のきれいな線を描くのももちろん効果がありますが、
あえて線を粗めに描いていくことでどっしりとした威厳のある性格を表すことができます。
線を重ねたりするのも効果的です。
眼の位置・かたち・瞳
眼に関しては少年・少女とは描き方が変わり、年齢を表すときは重要になってきます。
2:眼のかたちは横長で細めにして、白目部分は縦長にしない
3:瞳はハイライトを小さくして、逆に黒目を大きく多めに描く
4:目尻・まぶたのしわを加え、掘りの深さを出す
眼の高さは年齢が高めになると高くなることを意識づけながら、
眼を細めに描いていくとそれらしくなってきます。
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鼻
鼻を小さく描かず、鼻筋を浮き立たせるように描き
さらに影を少しつけて描くと立体的に見えるようになります。
眉
典型的なマンガ絵だと一本線でも大丈夫ですが、年齢を意識した場合は線を重ねることよって
毛髪を表現したり、少し太めにしっかり描くことでおじさんの威厳を表すことができます。
眉毛のしわも描くことで、より年齢を感じさせます。
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ほほ・あご
若い方はほっぺたがふくらんだり、あごがとがっていたり
丸みがありますが、年齢とともに顔の筋力が下がり輪郭が変化をしていきます。
1:ほほ・あごがゴツゴツとする
2:ほほのしわの堀りが深くなる
この2つをおさえると、おじさんらしくなっていきます。
口
性格が現れるのが口元なのですが、ここも描き方やタッチによって
年齢を描き分けることができます。
おじさんの場合は、
1:口元は線を途切れさせて描くと年齢を感じさせることができる
2:えくぼは粗く描くことで加齢によるたるみやダンディさが生まれる
3:下唇の影を加えて威厳のある年齢感を出すことができる
このような表現を出せるため、より口元を描くときは気をつける必要があります。
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髪
ここでは七三分けを例にしていますが、髪の分かれ目をつくって
髪の質もオールバックでないかぎり以下のことに気をつけます。
年齢とともに
1:髪質がふわふわからぺったりになる
2:ツヤが出なくなる
3:白髪も混じる
4:場合によっては髪が抜けておでこが広くなる
この4つを意識しつつ、若作りしないようにしていきます。
首
首の血管の筋を粗め・深く描いて年齢を感じさせる表現にします。
特に首筋は年齢によりしわや筋ができやすいため、意識すると十分それらしくなります。
今回は顔をピックアップして解説していきました。
顔だけでも描けるようになると、描く楽しさも増えるだけではなく、
自分の引き出しの広さも増えていきます。
第2回も楽しみにしていただけましたらうれしいです????
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